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中国のWTO加盟、2008年の「北京オリンピック」、さらに2010年の「上海万博」が中国経済成長を牽引していくことは明らかです。こうなってくると市場で勝ち残っていくための次なる課題はコストダウンになります。中国の経済成長を語るうえで特筆すべきなのは、経済成長のプロセスにおいて、先進諸国が辿ってきた経緯とは異なる点が多いということです。しかしながらやはり特に注目しておかなければならないのは「インターネット」産業といえるでしょう。なぜならば中国は現在になってから先進国を追随しているために、第2次産業や第3次産業が同時に成長してきているのです。
中国のインターネット人口はここ数年で急上昇し、アメリカを上回り世界最大の「インターネット王国」になるといわれています。またデル・コンピューターや半導体流通大手のフェデックスなどの生産基地も中国に移動してきています。これはアメリカでITバブルがはじけて、多くのパソコンや半導体のメーカーが、台湾から撤退したことと大きく関連があります。まさに中国は「中国富国」のスローガンのもと、21世紀のゴールドラッシュといわんばかりの経済成長を遂げることになるでしょう。先進国の技術に対応できる能力を持った中国は、国策として外貨資金と海外の生産技術を受け入れ、中国には世界中の資金が集まることとなったのです。
先進国の工業化がひと段落すると、日進月歩であった技術革新が頭打ちになりました。このため、どの産業がどんなスピードで先頭を切っていくのか、次の花形産業は何になるのかを予測することは大変困難なのです。中国株に投資する際には、様々な産業の中でも特に注目すべきものは何なのかをじっくり考えてから銘柄を選ぶことが重要です。同時期の中国は、国内の改革・開放政策が行き詰っており、お互いに手を結んだ結果が「世界の工場」としての中国の台頭です。
現在では「インターネットと中国を制するものがお金持ちになれる」という風潮すら出てきています。生産体制も充実し、需要を上回るほどの供給が可能となりました。イギリスのボーダフォンは中国最大手の「チャイナ・モバイル」に出資し、日本からNTTドコモが本格参入すると世界のトップ同士がぶつかり合うことになります。そして前述のようにセメントやガラス分野、自動車産業などのオールドエコノミーといわれるものが、コンピューターやインターネット、通信などのニューエコノミーと同じスピードで進んでいるのです。
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